2019/03/29
みなさん「室生山上公園芸術の森」ってご存知ですか?
今ひそかに人気を集めていて、今注目を集めています。
室生山上公園芸術の森は山奥にある公園で、自然とアートを融合させた公園で、ピラミッドがあったり、ミステリーサークルがあったり、ちょっとシュールながら面白い公園です。
今回は奈良県にある「室生山上公園芸術の森」について紹介します。
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アートな公園を楽しもう
この公園は「第1の湖(3つの島)」「棚田の再現」「第2の湖・天文の塔・太陽の道」「螺旋の竹林」「螺旋の水路」「波型の土森」という6つのアートな建物があります。
これらのアートは見ているだけでも不思議な気持ちになれますが、実はたくさんの仕掛けもあります。
「室生山上公園芸術の森」にある6つのアートと、知っているとアートをもっと楽しめる仕掛けも紹介していきます。
第1の湖と3つの島
第1の湖には、「ピラミッドの島」があるところです。
第1の湖には3つ島がありますが、それぞれの島には名前がついており、草木が生えている第1の島が「鳥の島」、ピラミッドがある場所が第2の島「ピラミッドの島」、そしてピラミッドの島につながったのが第3の島「ステージの島」といいます。
ステージの島とピラミッドの島はつながっており、実はステージの島、ピラミッドの島、鳥の島が一直線に並んでてステージの島から奥の2つの島も見れるように作られているんです。
計算されて作られているのがよくわかりますね!
棚田の再現を眺めながら
天文の塔に向かう途中には棚田を再現した「棚田の再現」を見ることができます。
秋の時期に行きましたので、草が青々としていなかったのですが、青々している季節に行くとしっかりと棚田に見えます。
ちなみに、実際に田植えも行われているみたいですよ。
天文の塔の島
「棚田の再現」の横を通り過ぎるとすぐに第2の湖に浮かぶ「天文の塔の島」があります。
名前からして「天文の塔の島」はいろいろな仕掛けがありそうですが実は、もちろんたくさんの仕掛けがありあす。
橋に架かっている柱のようなものは、真ん中に切れ目があるのがわかりますか?
この切れ目を結んだライン上には複数の寺や神社があるちょっとミステリアスなラインです。
そして真ん中には階段があり、上に登ることができます。
お昼になるとなんとこの階段に光がまっすぐに差し込むみたいですよ!(私は見れなかったので、間違ってたらごめんなさい)
塔の頂上からは隣にある、螺旋の水路が見えますよ!
隣にある螺旋の水路を唯一上から眺めることができる場所になりますので、ぜひ上ってみてみてください!
雨上がりは塔に登る階段は滑りやすくなっているので気を付けてくださいね。
螺旋の水路
「室生山上公園芸術の森」といえばこれ!と感じているかもしれない作品が「螺旋の水路」です。
名前の通りですが、螺旋にある溝は水路になっています。
この写真を見ても、先ほどの「天文の塔の島」から見てもらせん状になっているのがわかると思います。
しかし、角度を変えて少し斜めに見ると・・・
うねうねしていた水路が、この角度から見るとかなりまっすぐに感じると思います。
このように見る角度によって見え方が変わってくるのも螺旋の水路の面白いところです。
さらに真ん中には日時計があるのですが・・・
螺旋の水路の日時計、丘のくぼみ、天文の塔の階段がすべて一直線に並んでいます。
ちょうどお昼に行くと太陽も並び、とってもミステリアスな光景が見れるんでしょうね。
螺旋の竹林
らせん状に竹林が植えられたアートです。
この螺旋の竹林の中央には水を流すための穴があけられています。
ここから雨のしずくが地下に落ちていきます。
そしてこの地下に降りることができるのですが、このしずくが落ちた時、中にはとてもきれいな音が響きます。
雨の日しか聞くことができない、自然を生かしたアートなのです。
波型の土森
次は波型の土森です。
通路の両方に囲まれた木が特徴的な自然を利用したアートです。
実際に見てもわかりにくいほどなのですが、実はこのアートには遠近法が使われており奥行きがあるように見せかけています。
ですので、反対から見ると・・・
途中にある橋の手前から撮影した写真ですが、かなり短く見えますね。
これは私の気のせいかもしれませんが、気は一直線に並んでいるように見えますが、地面を見ると波を打っているように見えます。これも計算されて作られているのでしょうかね?
苔が広がる自然のアート
こちらはアートとして作られたエリアではありませんが、苔が一面に生えており、現像的な空間が広がっている場所も公園内にあります。1年を通してほとんど日が当たらない場所ですので苔がこのようにたくさん生えているんだそうです。
中に立ち入ることもでき、ふかふかの絨毯のような柔らかい苔の踏み心地もぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか?
見方のポイント
この公園はアートとしてだけではなく、土砂崩れ防止としての役割も果たしており、まさに自然とアートの共存ともいえる公園です。
「室生山上公園芸術の森」は全体的に緩やかな坂になっていますが、このアートを作った作者は坂の上から順番に見てほしいとのことです。
「北入口」と「南入口」の2か所の入口がありますが、坂の上にあたるあたる南入口から入場すると順番通りに見れます。しかし、元の入口に戻るには来た道を引き返す必要がありますので、どちらの入口から入っても歩く距離が変わるということもありません。
車で行く方は、ナビで指定するとかなりの確率で坂の下の「北入口」にたどり着いてしまうので、順番に見たい方は注意が必要です。(作品はどの方向から見ても楽しめるように作られていますので、順番に見なくても楽しめます。)
おすすめの時期は?
「室生山上公園芸術の森」はいつ来てもアートな雰囲気があり、わくわくするところなんですが、公園の管理者の方に伺ったところ梅雨時期以降と紅葉のシーズンがおすすめだそうです。
紅葉シーズンは辺りの葉が色ずくのでより一層美しい室生山上公園芸術の森を楽しむことができます。
梅雨時期以降がおすすめな理由はちょうど芝生や草木が生い茂ってきて、青々とした美しい自然とアートのコラボレーションがきれいに見えるんだそうです。
私は紅葉もまだ始まっていない秋に行きましたが、それでもとっても楽しめましたよ!
ライトアップも
年に数日間ですがライトアップも開催されます。
2018年10月26日から2018年10月28日 17時30分(点灯)から19時30分(終了)
もし行く日程にライトアップが開催されればぜひ見に行ってみましょう!
アクセスは?
電車・バスを利用する場合
近鉄室生口大野駅から室生寺行きのバスに乗車し室生寺から徒歩約20分
バスの本数が少ないので注意が必要です。
車を利用する場合
高速道路のような一般国道「名阪国道(無料)」の針ICから約40分
大阪方面から場合名阪国道の「天理IC」から乗れば料金かからず早く移動できます。
室生山上公園芸術の森周辺の道路は上の写真のように自動車がそれ違えないほど道が細いので注意が必要です。