2019/03/29
青春18きっぷシーズンは、在来線を乗り継いで行く人も多いと思います。
在来線で移動する場合、大阪から静岡までの所要時間は6~7時間、東京までは9~10時間とそれなりに時間がかかります。しかし、余った時間で寄り道することも十分可能です。
また、あえて新幹線を使わずに、ゆったりと様々なスポットをめぐりながら移動するのも楽しいですよ。
今回は、神戸・大阪~東京を繋ぐ東海道本線の寄り道スポットについて紹介します。
寄り道スポット
寄り道スポットを大阪側から順番に紹介します。なお、紹介する場所は営業時間などにより、入れない場合があるので予め下調べすることをおすすめします。
神戸 (神戸駅、三ノ宮駅・兵庫県)
所要時間 : 30分~
港が広がる都市「神戸」。デートスポットとして有名な神戸の港や、神戸のトレードマークのポートタワー、中華街の南京町、西洋式の家々が建ち並ぶ北野異人館など楽しむところはたくさんあります。
港やポートタワーを見るなら神戸駅で、繁華街や北野異人館を楽しみたいなら三ノ宮駅で降りましょう。街の中心になるのは、三ノ宮駅です。
関東には横浜という街がありますが、結構似ている箇所が多いので、神戸と横浜両方見学するのも面白いかもしれません。
六甲ガーデンテラス (六甲道・兵庫県)
所要時間 : 2時間~
六甲山は夜景で有名な山です。その六甲山にある六甲ガーデンテラスでは、神戸や大阪の夜景を楽しむことができます。さらに、この夜景は、1万ドルの夜景と称されるぐらい非常に美しい夜景です。少々時間はかかりますが、見る価値あり!大阪が目的地の方は少し足を伸ばして六甲山へ寄り道するのもおすすめです。
梅田 (大阪駅)
所要時間 : 15分~
梅田は大阪の中心地です。あまり馴染みのないかたは、梅田=大阪駅と思っておきましょう。梅田はHEP fiveの上にある観覧車やスカイビルなどが有名です。豚まんで有名な551も梅田で食べられます。
その他にグリコの看板で有名な道頓堀(なんば)や高さ日本一のビルあべのハルカス(天王寺)などは、大阪駅から電車で20~30分程度かかります。
京都 (京都駅)
歴史的な神社仏閣が数多く残る有名な観光地です。京都駅周辺には、京都タワーや五重の塔で有名な東寺などがあります。その他JR奈良線に乗り換えることで、東福寺や伏見稲荷大社(=写真)へ3駅以内で行くことができます。
なお、繁華街は河原町という京都駅より北側にあります。京都の雰囲気が味わえる花見小路通りなど行きたい方は、河原町へ行くことがおすすめです。
うばがもち (草津駅・滋賀県)
所要時間 : 15分前後
滋賀県の草津駅には、昔からの伝統が引き継がれている「うばがもち」という名物があります。味は赤福に近いような感じで、ふんわりとした甘さが特徴的です。
草津駅の改札を出てすぐのところにあるので、短時間で名物を楽しめるのが特徴的です。
彦根城 (彦根駅・滋賀県)
所要時間 : 2時間程度
国宝彦根城です。実は、国内に国宝は5つしかありません。ゆるキャラで有名なひこにゃんの彦根城です。彦根城の中に入ることももちろんですが、時間が合えばひこにゃんに会うこともできます。城下町もあり、お昼を食べることも可能です。
黒壁スクエア (長浜駅・滋賀県)
所要時間 : 1時間~1.5時間
黒壁スクエアはガラス細工で有名な場所です。黒壁スクエア周辺にも有名なお店がたくさんあります。近くから琵琶湖も眺めることができます。
黒壁スクエアのある長浜駅へは、米原駅から北陸本線(琵琶湖線)で10分程度で行くことができます。
黄金の織田信長像 (岐阜駅)
所要時間 : 10分
岐阜駅には黄金の織田信長像があり、観光名所になっています。それ以外に特に何かあるわけはありませんが、後述する犬山城へ行かれる方や、岐阜に来た雰囲気を味わいたい方は寄り道していきましょう。
犬山城下町 (名鉄犬山駅・愛知県)
所要時間 : 2~3時間
犬山城も5つの国宝のうちの一つです。犬山城周辺にはハート型の絵馬で有名な三光稲荷神社や、城下町などがあり若者の間で注目が集まっています。
犬山城へ行くときはJR岐阜駅から名鉄に乗り換える必要があるのでやや時間がかかります。しかし、犬山駅から名古屋駅まで名鉄で移動することで、時間短縮するとこができます。
名古屋 (名古屋駅・愛知県)
所要時間 : 1~1.5時間
3大都市のひとつ名古屋。味噌カツ、味噌煮込みうどん、手羽先、きしめんなど様々な名古屋グルメが楽しめます。
実は、名古屋駅周辺には目で見て楽しむような観光するところはあまりありません。観光したい方は、地下鉄に乗車して名古屋城や名古屋電波塔などの施設に行くか、後述する熱田神宮に行くことがおすすめです。
熱田神宮 (熱田駅・愛知県)
所要時間 : 30分前後
熱田神宮は3種の神器の一つが保管されている神社です。大きな鳥居がたくさんあり、木々に囲まれているため、都会名古屋にいながら神聖な雰囲気を感じられます。
お参り程度ですと、時間はかかりませんが、ゆっくり観光すると時間がかかります。
有松地区(名鉄有松駅・愛知県)
所要時間 : 30分
東海道の宿場町として栄えた有松の古き良き町並みを保存した地域です。有松・鳴海しぼりで有名な場所です。近くには、歴史の教科書で有名な桶狭間があります。名古屋で歴史を感じられそうな場所はここしかないので入れましたが、あまり興味がなければカットでもいいかもしれません
こちらは、名古屋駅もしくは熱田駅から名鉄に乗り換えていきます。移動に時間がかかりますので、時間に余裕がある方の候補地です。
ラグーナテンボス (蒲郡駅・愛知県)
所要時間 : 2時間
ラグーナテンボスのラグナシアでは夜になるとイルミネーションが開催されます。ハウステンボスグループのイルミネーションなので、非常に幻想的です。開催日はHPをご確認ください。
ラグーナテンボスへは蒲郡駅からのシャトルバスで行くことができます。
豊川稲荷 (豊川駅・愛知県)
全国の参拝者が奉納した数多くの旗、千本幟で有名な神社です。霊狐塚でも有名で多くの狐の像があります。近くには、お店もあり、いなり揚げなどが多く販売されています。
豊川稲荷へは豊橋駅でJR飯田線に乗り換えて豊川駅で下車します。
浜松餃子 (浜松駅・静岡県)
円形焼きで有名な浜松餃子。浜松餃子は全国的にも有名な餃子なので非常に人気があります。人気店では待ち時間が長かったり、混雑により入店すらできない場合があります。特にこだわりがない方は駅から近いお店がおすすめです。
浜松餃子のお店は徒歩10分以内のところにたくさんありますので、様々なお店が選べます。
ふじのくに茶の都ミュージアム (金谷駅・静岡県)
所要時間 : 2~3時間
静岡といえばお茶をイメージする方も多いのではないでしょうか?そんなお茶をテーマにしたミュージアムがオープンしました。中では、政界のお茶の展示や、実際にお茶を飲むことができます。さらに、抹茶をたて方を教えてもらうことも可能です。
ふじのくに茶の都ミュージアムは金谷駅からバスで移動します。時間がバスは1~2時間程度しかありませんので、タクシーの利用も視野に入れたほうがいいかもしれません。なお、夕方は閉館してしまいますので、早めに行くことがおすすめです。
熱海 (熱海駅・静岡県)
所要時間 : 45分~
温泉で有名な観光地です。温泉以外には干物なども有名です。駅ビルの中に干物が食べられるお店があるので雰囲気を味わうのもおすすめです。
近年、インスタ映えするスイーツのお店なども増えていますので、温泉も干物も興味がないなんて人も寄り道すると楽しいかしれません。
江ノ島 (江ノ電江ノ島駅・神奈川県)
所要時間 : 半日~
江ノ島も関東の有名観光地です。島の中央には展望台あり、眺めが最高です。また、展望台へ行くまでの道もなかなか特徴的な道で面白いです。島の反対側には洞窟などもあり、一日楽しめます。私個人は、竜宮城を創造させられる雰囲気を感じました。
鎌倉 (江ノ電長谷駅・神奈川県)
所要時間 : 1時間
全国的にも有名な鎌倉大仏は高徳院にあります。この大仏様、実は体内に入ることができるんです。鎌倉大仏のある高徳院の近くのは、生しらすをはじめとしたグルメもたくさんあります。
鎌倉大仏へは、東海道線からは大船駅で横須賀線(湘南新宿ライン)に乗り換えます。さらに横須賀線の鎌倉駅で江ノ電へ乗り換え、長谷駅で下車し、徒歩10分程度です。
横浜 (横浜駅・神奈川県)
所要時間 : 45分
横浜も港の街です。横浜ランドマークタワーからは横浜の街を一望できます。デートスポットで有名な港や、元町中華街、西洋風の建物が建ち並ぶ場所もあります。
横浜を移動するには、私鉄やバスに乗り換えたほうが便利な場所も多いので、計画を決めて行くほうがいいかもしれません。
ちなみに、東海道線には2つの中華街があります。神戸と横浜で、どちらも元町という場所にあります。
東京 (東京駅)
東京駅は東海道本線の東端になります。そもそも駅舎自体が観光地みたいな感じです。
大阪や名古屋のように、その場所ならではの雰囲気を味わうなら、浅草など別の場所に移動できるのはした方がいいかとおもいます。
どこで寄り道する?
大阪から東京に移動するには東海道本線(+JR神戸線・JR京都線・琵琶湖線)で移動します。寄り道する場合はできるだけ東海道線沿いで探すことでより多くの寄り道をすることができます。